6週で心拍確認できない確率とは?7週で見える可能性や流産の原因

公開日:2026/01/10 

更新日:2026/01/10

6週で心拍確認できない確率とは?7週で見える可能性や流産の原因について解説します。妊娠6週の検診で心拍が確認できないと、多くの方が不安に感じるかもしれません。
しかし、この時期に心拍が見えないことは決して珍しいことではありません。
その主な原因は排卵日のズレによる週数の誤差であり、次の検診で無事に確認できるケースも多くあります。

一般的に妊娠7週頃には心拍が確認できることが多いため、過度に心配する必要はありません。
この記事では、妊娠6週で心拍が確認できない確率や考えられる原因、そして流産の可能性について解説します。

目次

【結論】妊娠6週で心拍を確認できない確率は約20%

妊娠6週で心拍を確認できない確率は、一般的に約20%前後といわれています。
これはあくまで目安の数値であり、約8割の人は妊娠6週で心拍が確認できることになります。
心拍が確認できない場合でも、その原因の多くは排卵日のズレによる妊娠週数の誤差です。

実際にはまだ妊娠5週台で、胎芽が心拍を確認できる大きさに達していないというケースが少なくありません。
そのため、この時期に心拍が見えなかったからといって、すぐに妊娠の継続が難しいと判断されるわけではなく、1〜2週間後に再検査を行うのが一般的です。

まだ希望はある!妊娠6週で心拍が確認できなくても焦らないでほしい理由

妊娠6週の検診で赤ちゃんの心拍が確認できないと、不安でいっぱいになるかもしれません。
しかし、この段階で心拍が見えなくても、まだ妊娠継続の可能性は十分にあります。
多くのケースでは、しばらくしてから無事に心拍が確認されています。

焦って悲観的にならず、まずは心拍が見えない理由について正しく理解することが大切です。
まだ大丈夫だと思える理由を知ることで、少しでも落ち着いて次の検診まで過ごせるようになります。

理由1:排卵日のズレにより、実際の妊娠週数が想定より若い

妊娠週数は最終月経の開始日から計算するのが一般的ですが、これは排卵日が月経周期の14日目に来ることを前提としています。
しかし、排卵日は月経周期の乱れや体調によって簡単にズレるため、計算上の週数と実際の週数が異なっていることは少なくありません。
例えば、計算上は6週でも、排卵が遅れていれば実際はまだ5週ということもあります。

妊娠5週では胎芽がまだ非常に小さい、あるいは見えない段階であるため、心拍を確認することは困難です。
1週間後の再検査で胎芽が大きくなり、心拍が確認できるケースは非常に多いのです。

理由2:子宮の位置やエコーの角度によって見えづらいことがある

心拍が確認できない原因は、技術的な問題である可能性も考えられます。
例えば、子宮が後ろに傾いている「子宮後屈」の場合、通常の位置にある子宮よりもエコーの超音波が届きにくく、お腹の奥にある胎嚢や胎芽がはっきりと映らないことがあります。

また、経腟エコーのプローブの角度や向きによって、たまたま心拍を捉えにくい位置関係になっていることも考えられます。
医師の目でも、その日の条件によってはっきりと確認するのが難しいケースもあるため、一度の検査結果だけで判断せず、時期を改めて再確認することが重要になります。

妊娠6週で心拍が確認できない場合に考えられる稽留(けいりゅう)流産の可能性

妊娠6週で心拍が確認できない場合、稽留流産の可能性も考慮されます。
稽留流産とは、胎児がお腹の中で亡くなっているものの、出血や腹痛などの自覚症状がないまま子宮内にとどまっている状態を指します。
この段階では、排卵日のズレによる週数の誤差なのか、胎児の成長が停止してしまったのかを一度の診察だけで判断することは非常に困難です。

そのため、医師はすぐに流産と診断することはせず、通常は1〜2週間後に再度エコー検査を行い、胎嚢や胎芽の成長がみられるか、心拍が確認できるかを慎重に判断します。

心拍はいつまでに確認できれば安心?妊娠週数ごとの目安

妊娠初期の大きな関門の一つが心拍確認です。
心拍がいつまでに確認できれば一つの安心材料になるのか、その目安を知っておくことは大切です。
一般的には、妊娠6週から7週にかけて確認できることが多く、この時期を過ぎると確認できる確率が大きく上がります。

一方で、妊娠8週や9週を過ぎても心拍が確認できない場合は、慎重な判断が必要になります。
週数ごとの目安を知ることで、ご自身の状況を客観的に捉え、医師の説明をより深く理解することにつながります。

多くの場合は妊娠7週頃には心拍が確認できる

妊娠6週で心拍が確認できなくても、多くの場合は妊娠7週頃には確認できるようになります。
胎児は日々急速に成長しており、妊娠6週では数ミリだった胎芽が、7週になると1センチ近くまで大きくなることもあります。

体が大きくなるにつれて心臓の拍動もより力強く、そして明確になるため、エコーで捉えやすくなります。
そのため、医師は6週で見えない場合でもすぐに診断を下さず、胎児が十分に大きくなる7週以降に再検査を設定することが一般的です。
1週間待つ時間は長く感じるかもしれませんが、多くの人が次の検診で元気な心拍を確認しています。

妊娠8週を過ぎても確認できない場合は流産の可能性が高まる

一般的に、妊娠8週を迎える頃にはほとんどのケースで心拍が確認できます。
もし妊娠8週を過ぎても胎嚢の中が空であったり、胎芽が見えていても心拍が確認できなかったりする場合には、残念ながら流産と診断される可能性が高まります。

この時期になっても心拍が確認できないということは、受精卵の成長が初期の段階で停止してしまったことを示唆します。
医師は、胎嚢の大きさや形、胎芽の大きさなどを総合的に判断し、慎重に診断を下しますが、一つの目安として妊娠8週は重要な時期となります。

無事に心拍が確認できた後の流産率はどのくらい?

妊娠初期における心拍の確認は、妊娠が順調に進んでいるかどうかの重要な指標です。
無事に心拍が確認できた場合、その後の流産率は大幅に低下するといわれています。
一般的に、妊娠全体の流産率は約15%ですが、心拍確認後の流産率は約5%以下にまで下がるとするデータもあります。

もちろん、確率はゼロになるわけではありませんが、「心拍確認」は妊娠継続における大きなハードルを一つ越えたことを意味します。そのため、多くの産婦人科では心拍確認をもって「おめでとうございます」と声をかけることが多いのです。その後も油断はできませんが、一つの安心材料として捉えることができます。

妊娠初期の流産の原因は?自分を責めないで

もし流産という診断を受けた場合、多くの方が「自分の何かがいけなかったのではないか」とご自身を責めてしまいます。
しかし、妊娠初期に起こる流産の原因は、そのほとんどが母親の行動や生活習慣とは関係ありません。

妊娠初期の流産は、誰にでも起こりうることあり、決してご自身のせいではないということを知っておくことが非常に重要です。
原因を正しく理解することで、不必要な罪悪感から解放され、心と体を回復させることに専念できます。

ほとんどは胎児の染色体異常が原因で防ぐことは難しい

妊娠12週未満に起こる早期流産の原因のほとんどは胎児(受精卵)の染色体異常によるものです。

これは卵子や精子が作られる過程や受精の瞬間に偶然起こる偶発的なトラブルであり誰のせいでもありません。
染色体に異常があると受精卵はうまく細胞分裂を続けることができず成長が途中で止まってしまいます。
これは自然の摂理ともいえる現象であり母親が仕事をしていたから運動をしたからといった理由で起こるものではありません。
現代の医療でもこれを防ぐことは難しくゆっくりと心と体を休めることが何よりも大切です。

参考:年齢別でみる流産率のデータ

流産率は、女性の年齢と相関関係があることが知られています。
年齢が上がるにつれて、卵子の質の低下などから染色体異常が起こる確率が高まるため、流産率も上昇する傾向にあります。
例えば、20代では流産率は10%程度ですが、35歳では約20%、40歳になると約40%にまで上昇するというデータがあります。

この数字は、流産が決して特別なことではなく、誰の身にも起こりうるということを示しています。
胎嚢が確認できた後、心拍が確認できる前など、段階によっても確率は変動しますが、年齢という要因が大きく関わっていることを理解しておくことが重要です。

次の検診まで不安な時間を少しでも穏やかに過ごすための3つのポイント

心拍が確認できず、次の検診まで1〜2週間待つ期間は、精神的に非常に長く、辛いものに感じられるでしょう。
つわりの症状が軽くなっただけで不安になったり、インターネットで情報を検索しすぎて一喜一憂したりしがちです。

しかし、この時期の赤ちゃんの生命力を信じ、できるだけ穏やかな気持ちで過ごすことが母体にとっても大切です。
完全に不安をなくすことは難しいかもしれませんが、少しでも心を落ち着けるために意識できるポイントがいくつかあります。

体を冷やさず、できるだけリラックスして過ごす

妊娠初期は、体を冷やさないように心がけることが大切です。
体が冷えると血行が悪くなり、子宮環境にも影響を与える可能性があります。
温かい飲み物を飲んだり、腹巻やレッグウォーマーを活用したり、ゆっくり湯船に浸かったりして、体を芯から温めましょう。

また、不安やストレスは自律神経を乱し、血流を滞らせる原因にもなります。
好きな音楽を聴く、アロマを焚く、深呼吸をするなど、自分が心地よいと感じるリラックス方法を見つけて実践しましょう。
赤ちゃんを信じて、穏やかな気持ちで過ごす時間を意識的に作ることが重要です。

葉酸など妊娠初期に必要な栄養素をきちんと摂取する

妊娠初期は、赤ちゃんの脳や神経など重要な器官が作られる大切な時期です。
特に、葉酸は胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減することがわかっており、厚生労働省も妊娠前から妊娠初期にかけての積極的な摂取を推奨しています。

食事だけで十分な量を摂るのは難しいため、サプリメントなどを上手に活用しましょう。
バランスの取れた食事を心がけ、必要な栄養素をきちんと摂取することは、赤ちゃんの成長をサポートすることにつながります。
これは、自然妊娠だけでなく体外受精による妊娠の場合も同様に重要です。

強い腹痛や鮮血の出血など体調の変化に注意する

次の検診を待つ間は、基本的に安静に過ごすことが推奨されますが、ご自身の体調の変化には注意を払いましょう。
茶色っぽいおりものや少量の出血は、着床出血など心配のないケースもあります。

しかし、生理痛のような痛みが続いたり、我慢できないほどの強い腹痛があったり、鮮血の出血が続いたりする場合には、医療機関に連絡して指示を仰ぐ必要があります。
これらの症状は、進行流産や子宮外妊娠などの可能性も考えられるため、自己判断せずに速やかに医師に相談することが大切です。

妊娠6週の心拍確認に関するよくある質問

ここでは、妊娠6週の心拍確認に関して、多くの方が抱く疑問についてお答えします。

Q1. 6週で胎嚢や胎芽が見えない場合、どう考えればいいですか?

排卵日のズレで、実際の週数が想定より若い可能性が高いです。
胎嚢は妊娠5週頃、胎芽は6週頃に見え始めるのが一般的です。
そのため、6週の早い段階ではまだ見えないことも珍しくありません。

まずは焦らず、1〜2週間後の再検査で成長が確認できるかを待ちましょう。

Q2. つわりが急になくなりました。流産の兆候でしょうか?

つわりの有無や強さと流産が、必ずしも直接関係するわけではありません。
ホルモンバランスの変化により、つわりは日によって波があったり、急に軽くなったりすることもあります。

つわりがなくなったからといって、すぐに流産と結びつけて心配しすぎず、次の検診を待ちましょう。

Q3. 不安で仕方ありません。ストレスは赤ちゃんに影響しますか?

過度なストレスは母体の血行などに影響する可能性はありますが、不安に思う気持ち自体が直接流産の原因になることはありません。
多くの妊婦が同じ不安を乗り越えています。

ご自身を責めず、できるだけリラックスできる方法を見つけて、穏やかに過ごすことを心がけましょう。

まとめ

妊娠6週で心拍が確認できない確率は約20%ですが、その多くは排卵日のズレによる週数の誤差が原因です。
実際にはまだ胎芽が小さく、心拍を捉えられないだけで、妊娠7週以降の再検査で無事に確認できるケースは少なくありません。

一方で、稽留流産の可能性もゼロではありませんが、その原因のほとんどは受精卵の染色体異常によるものであり、母親の責任ではありません。
次の検診までの時間は不安に感じるかもしれませんが、体を温めてリラックスし、栄養をしっかり摂って、赤ちゃんの生命力を信じて穏やかに過ごしましょう。

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この記事の監修者

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藤鬼 千子

住吉鍼灸院総院長

東洋鍼灸専門学校卒業後、2011年4月に住吉鍼灸院に入社し、9年間住吉鍼灸院院長として従事。
現在は総院長として妊娠を望むすべてのご夫婦に貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、不妊カウンセラー

《経歴》

東洋鍼灸専門学校 卒業
住吉鍼灸院 院長就任
住吉鍼灸院 総院長就任

《所属》

日本不妊カウンセリング学会会員

《SNS》

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