ラクトフェリンの妊活効果|子宮内フローラ改善と摂取量・おすすめサプリ解説

ラクトフェリンの妊活効果|子宮内フローラ改善と摂取量・おすすめサプリを解説します。妊活において、ラクトフェリンという成分が注目されています。
子宮内フローラを整える効果が期待でき、妊娠しやすい体づくりをサポートすると考えられているためです。

この記事では、ラクトフェリンの妊活における具体的な効果から、適切な摂取量、そして自分に合ったおすすめサプリの選び方までを詳しく解説します。
正しい知識を身につけ、効果的にラクトフェリンを妊活に取り入れましょう。

目次

ラクトフェリンが妊活の新常識?妊娠率を高める子宮内フローラの重要性

近年の研究により、子宮内の細菌バランス、いわゆる「子宮内フローラ」が妊娠の成否に大きく関わることがわかってきました。
特に善玉菌であるラクトバチルス菌が90%以上を占める良好な状態では、妊娠率や着床率、妊娠継続率が高まることが報告されています。

逆に、ラクトバチルス菌が少ない子宮内環境は、不妊や流産の原因の一つと考えられており、子宮内フローラを整えることが妊活の新たな常識となりつつあります。

ラクトフェリンが妊活にもたらす3つの主な効果

ラクトフェリンは母乳にも含まれる多機能たんぱく質で、妊活において多角的な効果が期待されています。
単に栄養を補うだけでなく、妊娠の土台となる体づくりを根本からサポートする働きがあります。

主な効果として、妊娠の成功率に直結する「子宮内フローラの改善」、妊活中に不可欠な「鉄分の吸収サポート」、そして着床を助ける「免疫バランスの調整」という3つの重要な役割が挙げられます。

効果1:妊娠の鍵を握る「子宮内フローラ」を整える

ラクトフェリンには子宮内の善玉菌であるラクトバチルスを増やし悪玉菌の増殖を抑える働きがあります。
ラクトバチルスは乳酸菌の一種で子宮内を酸性に保つことで細菌性腟症などの原因となる雑菌から守り受精卵が着床しやすい環境を維持します。

研究ではラクトフェリンの経口摂取により子宮内のラクトバチルス菌の割合が有意に増加したという報告もあり妊娠しやすい子宮環境づくりに直接的な効果が期待されています。

効果2:妊活中に不足しがちな鉄分の吸収をサポート

妊活中や妊娠中は、胎児へ栄養を送るために血液量が増加するため、鉄分が特に不足しやすくなります。
鉄分は赤血球を作るために不可欠で、不足すると貧血になり、母体の健康や胎児の発育に影響を及ぼす可能性があります。

ラクトフェリンは鉄と非常に結合しやすい性質を持ち、腸内での鉄の吸収率を高める「鉄の運び屋」としての役割を果たします。
これにより、食事やサプリメントから摂取した鉄分を効率よく体内に取り込み、貧血の予防・改善をサポートします。

効果3:免疫バランスを整えて着床しやすい体づくりを助ける

着床のプロセスにおいて、母体の免疫機能は非常に重要です。
免疫が過剰に働くと、受精卵を異物とみなして攻撃してしまい、着床を妨げる原因となることがあります。
ラクトフェリンには、免疫の働きを過剰でも過少でもない最適な状態に調整する作用があることが知られています。

この免疫調整機能により、母体が受精卵を異物として攻撃することなく、スムーズに受け入れる環境を整え、着床をサポートします。
特に体外受精の成功率向上にもつながる可能性がありますが、排卵への直接的な影響は確認されていません。

そもそもラクトフェリンとは?母乳にも含まれる多機能たんぱく質

ラクトフェリンは、哺乳類の母乳、特に分娩後数日の間に出る「初乳」に最も多く含まれている糖たんぱく質の一種です。その他にも涙や唾液、血液中などにも存在し、外部の細菌やウイルスから体を守る「生体防御」の最前線で活躍しています。

生まれたばかりの免疫力が未熟な赤ちゃんを感染症から守る重要な役割を担っており、その抗菌・抗ウイルス作用や免疫調整作用、鉄吸収促進作用など、多様な生理機能を持つことから「多機能たんぱく質」とも呼ばれています。

妊活効果を最大化するラクトフェリンの正しい摂り方

ラクトフェリンの妊活効果を十分に得るためには、ただ摂取するだけでなく、その特性を理解した上で正しく摂ることが重要です。
特に、1日の摂取目安量や、成分を効率よく体内に届けるためのサプリメントの形状は大きなポイントとなります。

また、食品からの摂取の可否や、いつからいつまで続けるべきかなど、具体的な摂取方法を知ることで、ラクトフェリンの持つポテンシャルを最大限に引き出すことが可能になります。

妊活中の1日あたりの摂取目安量は?【300mgが基準】

妊活を目的としてラクトフェリンを摂取する場合、1日あたり300mgがひとつの基準となります。
子宮内フローラの改善効果などを検証した複数の研究において、300mgから600mg程度の摂取量で有効性が報告されているためです。

市販のサプリメントを選ぶ際には、この配合量を参考に、1日の摂取量で十分な量のラクトフェリンが摂れるかを確認することが大切です。
製品によって1粒あたりの配合量が異なるため、成分表示をしっかりとチェックしましょう。

なぜ「腸溶性」サプリが推奨されるのか?

ラクトフェリンがなぜ「腸溶性」サプリで摂取することが推奨されるかというと、その成分が胃酸に非常に弱い性質を持つためです。
通常のサプリメントでは、胃を通過する際に胃酸によって成分の多くが分解変性してしまい、本来の機能を発揮できないまま体外に排出されてしまいます。

腸溶性コーティングが施されたサプリメントは、胃酸の影響を受けずに腸まで直接届き、そこで初めて溶けて吸収されます。
これにより、ラクトフェリンの有効成分を効率よく体内に取り入れることが可能になります。

ヨーグルトなどの食品だけで必要な量を補うのは難しい?

ラクトフェリンはヨーグルトや牛乳、チーズなどの乳製品にも含まれていますが、その含有量はごくわずかです。
例えば、市販のラクトフェリン入りヨーグルト1個に含まれる量は100mg程度であり、妊活で推奨される300mg以上を毎日摂取しようとすると、複数のヨーグルトを食べ続ける必要があります。

これでは糖分や脂質の過剰摂取につながる可能性もあり、現実的ではありません。
そのため、妊活に必要な量を効率的かつ安定的に摂取するには、高濃度のラクトフェリンが配合されたサプリメントの活用が一般的です。

いつからいつまで飲むべき?妊活開始から授乳期までが目安

ラクトフェリンは薬ではなく、体質を改善していくための食品成分であるため、即効性は期待できません。
子宮内フローラを整えるためには継続的な摂取が重要であり、妊活を始めようと思ったタイミングから飲み始めるのがおすすめです。

そして、無事に妊娠した後も、妊娠中から授乳期にかけて摂取を続けることが推奨されます。
妊娠中は母体の貧血予防や免疫力維持に役立ち、授乳中は母乳を通じて赤ちゃんに良い影響を与える可能性があるため、長期的な視点で摂取を計画するとよいでしょう。

失敗しない!妊活向けラクトフェリンサプリの選び方4つのポイント

ラクトフェリンの効果を実感するためには、サプリメント選びが非常に重要です。
市販されている製品は数多く、価格や成分も様々であるため、どれを選べば良いか迷うかもしれません。

妊活という目的を達成するためには、単にラクトフェリンが含まれているというだけでなく、「腸溶性加工」「配合量」「付加成分」「安全性と価格」という4つのポイントを総合的にチェックし、自分に合った製品を見極める必要があります。

ポイント1:腸まで届く「腸溶性」加工がされているか

ラクトフェリンサプリを選ぶ上で最も重要なポイントは、腸溶性加工が施されているかです。
前述の通り、ラクトフェリンは胃酸に弱く、胃で分解されてしまうとその効果が大きく損なわれます。

有効成分を腸までしっかりと届けるためには、胃酸から成分を守る特殊なコーティングが不可欠です。
サプリメントのパッケージや公式サイトで腸溶性カプセル、腸溶錠といった表記があるか、あるいは胃酸で溶けない工夫がされているかを必ず確認しましょう。
この加工の有無が、効果を左右する大きな分かれ道となります。

ポイント2:妊活に十分な配合量が含まれているか

次に確認すべきは、1日あたりのラクトフェリン配合量です。
妊活を目的とする場合、複数の情報源では1日あたり100mg〜300mgの摂取が推奨されており、一部の研究では1日300mgの摂取で子宮内フローラの改善が報告された事例もあります。

サプリメントの成分表示を見て、1日の推奨摂取量でこの基準を満たしているかを確認してください。
製品によっては、価格が安くても配合量が非常に少ないケースもあります。
価格だけでなく、1mgあたりのコストパフォーマンスも考慮し、継続して十分な量を摂取できる製品を選ぶことが賢明な選択です。

ポイント3:ラクトフェリン以外の妊活サポート成分も確認

ラクトフェリン単体だけでなく、他にどのような妊活サポート成分が配合されているかもチェックしましょう。
妊活中の女性に必須とされる「葉酸」や、ラクトフェリンと相乗効果のある「鉄分」、子宮内環境や卵子の質に関わるとされる「ビタミンD」、さらには腸内環境を整える「乳酸菌」や「オリゴ糖」などが一緒に配合されていると、より効率的に体づくりを進めることができます。

一つのサプリで複数の成分を補える製品は、手間やコストの面でもメリットが大きいです。

ポイント4:安全性が高く、継続しやすい価格か

デリケートな時期に口にするものだからこそ、サプリメントの安全性は絶対に妥協できないポイントです。
医薬品レベルの品質管理基準である「GMP認定工場」で製造されている製品は、品質と安全性が高い目安となります。

また、体質改善には少なくとも3ヶ月以上の継続が推奨されるため、無理なく続けられる価格であることも重要です。
初回割引や定期購入コースなどを利用し、品質とコストのバランスが取れた、信頼できる製品を選びましょう。

ラクトフェリン摂取の前に知っておきたい注意点

ラクトフェリンは母乳由来の安全性が高い成分ですが、摂取するにあたってはいくつか知っておくべき注意点があります。
副作用の可能性や、妊娠中・授乳中の摂取、アレルギー体質の場合の対応など、事前に正しい知識を持つことで、より安心して妊活に取り入れることができます。

特に体質によっては体に合わない可能性もゼロではないため、注意深く自身の体調を観察することも大切です。

副作用はある?過剰摂取による腹痛や下痢に注意

ラクトフェリンは食品に含まれるたんぱく質の一種であり、医薬品ではないため、重篤な副作用の報告は基本的にありません。
安全性の高い成分として知られていますが、どのような食品でも同様に、体質に合わなかったり、一度に大量に摂取したりすると、体に不調をきたすことがあります。

特に、サプリメントで過剰摂取した場合には、お腹が緩くなって腹痛や下痢を引き起こす可能性が指摘されています。
製品に記載されている1日の摂取目安量を守り、正しく使用することが重要です。

妊娠中や授乳中に飲んでも赤ちゃんへの影響はない?

ラクトフェリンは、もともと母乳に豊富に含まれている成分です。
そのため、妊娠中や授乳中に母親がサプリメントとして摂取しても、赤ちゃんへの悪影響はないと考えられており、むしろ安全性が高いとされています。

妊娠中の摂取は母体の貧血予防や免疫力維持に、授乳中の摂取は母乳の質を高め、赤ちゃんの健やかな成長をサポートする効果も期待されています。
ただし、妊娠中は非常にデリケートな時期ですので、心配な場合はかかりつけの産婦人科医に相談してから摂取を開始するとより安心です。

乳製品アレルギーがある場合は医師への相談を推奨

市販されているラクトフェリンサプリメントの多くは、牛乳を原料として製造されています。
そのため、牛乳や乳製品に対してアレルギーを持っている方が摂取すると、アレルギー症状を引き起こす可能性があります。

重篤なアレルギー反応につながる危険性も否定できないため、乳製品アレルギーのある方は自己判断で摂取を開始せず、必ず事前にかかりつけの医師やアレルギー専門医に相談してください。
専門家の指導のもと、摂取の可否や安全な製品について判断を仰ぐことが不可欠です。

ラクトフェリンの妊活効果に関するよくある質問

ラクトフェリンを妊活に取り入れることを検討する中で、効果が現れるまでの期間や、男性の摂取、他のサプリメントとの併用など、様々な疑問が浮かぶかもしれません。
ここでは、そうしたラクトフェリンの妊活効果に関して多くの方が抱く質問について、簡潔に回答していきます。
疑問点を解消し、納得した上でラクトフェリンの摂取を始めましょう。

ラクトフェリンを飲み始めてからどれくらいで効果が出ますか?

体質改善には時間がかかるため、最低でも3ヶ月以上の継続的な摂取が推奨されます。

子宮内フローラのような体内の環境は短期間で劇的に変わるものではなく、体をじっくりと整えていく期間が必要です。
すぐに効果が現れなくても焦らず、まずは3ヶ月を目安に続けてみることが大切です。

男性がラクトフェリンを飲んでも妊活に効果はありますか?

男性不妊に対するラクトフェリンの直接的な効果については研究が進められています。ラクトフェリンは精子の細胞死抑制、運動性向上、DNA損傷の軽減など、男性不妊への効果が期待されています。

また、免疫力の調整や腸内環境の改善といった健康維持の効果は期待できるため、夫婦で一緒に体調を整えるという観点から、男性が摂取することにもメリットはあると考えられます。

葉酸サプリとラクトフェリンサプリは併用しても問題ないですか?

はい、併用しても全く問題ありません。
葉酸は胎児の先天的な異常のリスクを減らすために不可欠な栄養素で、ラクトフェリンは子宮内環境を整えるなど、それぞれ異なるアプローチで妊活をサポートします。
両方を摂取することで、より多角的に妊娠に向けた体づくりが可能です。

まとめ:ラクトフェリンで子宮内環境を整え、自信を持って妊活に臨もう

ラクトフェリンは、子宮内フローラを改善し、妊娠しやすい体内環境の土台を作るという点で、妊活を力強くサポートする成分です。
また、不足しがちな鉄分の吸収を助け、免疫バランスを整えるなど、その多機能性が注目されています。
不妊に悩む方にとって、体の内側からアプローチする新たな選択肢となり得ます。

本記事で紹介したサプリの選び方を参考に、腸溶性で十分な量が含まれた質の良い製品を選び、継続的に摂取することで、より良いコンディションで妊活を進めることができるでしょう。

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この記事の監修者

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藤鬼 千子

住吉鍼灸院総院長

東洋鍼灸専門学校卒業後、2011年4月に住吉鍼灸院に入社し、9年間住吉鍼灸院院長として従事。
現在は総院長として妊娠を望むすべてのご夫婦に貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、不妊カウンセラー

《経歴》

東洋鍼灸専門学校 卒業
住吉鍼灸院 院長就任
住吉鍼灸院 総院長就任

《所属》

日本不妊カウンセリング学会会員

《SNS》

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