【鍼灸症例】不妊 むくみ 自律神経 改善実績(40代 女性)】

公開日:2020/07/11 

更新日:2020/07/29

症例報告71

 

【患者像】
45歳 女性 会社員

 

 

【来院】
2018.6

 

 

【症状と来院理由】
主訴不妊

妊活をはじめて約1年、体外受精を2度行うも陰性。当院に来院される前にも鍼灸施術を受けていたが、結果を伴わないため当院へ来院。
クリニックではFSHが高めで、採卵するも胚盤胞まで育たない状況が続いていた。

 

 

【治療経過と内容】
治療方針2度の移植後転院を希望されたため、採卵からのサポートをスタートした。体質としては寒がりだが、足下や腹部は温かく基礎体温も平均で冷え性ではないと判断。足のむくみとのぼせの症状があるため、それに対するアプローチを行った。
また精液検査で結果が若干不良だったがドクターより治療の必要はないとの診断を受け、卵子に対するアプローチとして抗酸化サプリを併用して鍼灸施術を進めた。

治療経過クリニックでは採卵を1年間続け、計16個の凍結卵をもち移植に臨んだ。1回目の移植では陰性でしたが、2回目の移植で着床。現在心拍確認でき妊娠継続中。

 

 

【同時に治療した症状】
むくみ、自律神経の調整

 

 

【使用した主なツボ、手技など】
三陰交、陰りょう泉、子宮、太けい、百会、天柱
よもぎ蒸し、オイルトリートメント

 

 

【考察・まとめ】
1年間採卵を続ける不安の中、2回目の移植で陽性反応が出たことにお互い安堵しました。ドクターからは卵子の問題と言われ良い採卵ができるように、鍼灸に加え抗酸化サプリを併用したことが結果に結びついたと振り返っています。またセルフケアとして運動や食事管理を施術と併せて行なって下さっていたことは着床環境を整えることにつながったのではないかと思います。ドクターの必ず妊娠という結果を残す計画と、ご自身の努力すべてのことが陽性反応という結果につながった妊娠でした。

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この記事の監修者

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藤鬼 千子

住吉鍼灸院総院長

東洋鍼灸専門学校卒業後、2011年4月に住吉鍼灸院に入社し、9年間住吉鍼灸院院長として従事。
現在は総院長として妊娠を望むすべてのご夫婦に貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、不妊カウンセラー

《経歴》

東洋鍼灸専門学校 卒業
住吉鍼灸院 院長就任
住吉鍼灸院 総院長就任

《所属》

日本不妊カウンセリング学会会員

《SNS》

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