【鍼灸症例】ぎっくり腰 改善実績(40代 男性)

公開日:2016/12/28 

更新日:2017/07/11

 

症例報告11

 

 

【患者像】
I・Sさん 40代 男性

 

 

【来院】
 2016,4月

 

 

【症状】
主訴:左腰から左臀部の痛み
一週間前、荷物を多めに持って移動していて、椅子に腰をかけた際にぎっくり腰をしてしまった。腰痛自体は慢性的で5~6年くらい前から。今回ぎっくり腰になったのは2回目である。痺れはないが、歩くのもままならない。後屈、前屈ともにズキズキとした疼痛がある。

 

 

【治療経過と内容】
治療方針
ぎっくり腰を発症してから1週間が経っていたので、炎症はほぼないと考えた。腰臀部の筋肉がかなり緊張していてまた、冷えもあった。血流を上げて筋肉の緊張を和らげるために鍼後には、アロマオイルトリートメント、活法整体で筋肉の調整を行った。1度の施術で痛みはほとんどなくなり、腰が全体的に重い状態になった。5回の施術で腰の症状が良くなった。しかし、慢性的な腰痛であったため、2週間に1度のメンテナンスで通院している。

 

 

【同時に治療した症状】
頭痛を伴う肩こり

 

 

【使用した主なツボ】
腎兪、大腸兪、志室、委中、殷門、承山、臀部圧痛点

 

 

【考察】
慢性的な腰痛が募りに募って、ぎっくり腰が発症したと考えられる。Sさんは2週間に1度のペースで症状が良くなってからも3ヶ月ほどは通院していたが、仕事が忙しくなってなかなか通院できなくなっておよそ2ヶ月通院ペースが空いてしまい、またぎっくり腰を再発してしまった。やはり体は元の状態に戻ろうとする性質が強いので、慢性的な症状であれば、月に1度でもメンテナンスが必要である。そのことを本人が1番気づいたであろう。

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この記事の監修者

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藤鬼 千子

住吉鍼灸院総院長

東洋鍼灸専門学校卒業後、2011年4月に住吉鍼灸院に入社し、9年間住吉鍼灸院院長として従事。
現在は総院長として妊娠を望むすべてのご夫婦に貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、不妊カウンセラー

《経歴》

東洋鍼灸専門学校 卒業
住吉鍼灸院 院長就任
住吉鍼灸院 総院長就任

《所属》

日本不妊カウンセリング学会会員

《SNS》

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