【鍼灸症例】子宮内膜症 卵巣嚢腫 不妊治療 改善実績(30代 女性)

    公開日:2017/02/07 

    更新日:2017/07/11

     

    症例報告14

     

     

    【症状名】
    子宮内膜症状、卵巣嚢腫

     

     

    【患者像】
    Nさん 30代 女性

     

     

    【来院】
     2016.6

     

     

    【症状】
    主訴:不妊治療
    3年前に子宮内膜症と卵巣嚢腫が分かり、婦人科にて治療。その後H27年8月から妊娠を希望するようになり、不妊クリニックを受診。そこで、両側の卵管が閉塞していることが分かり、体外受精を行うことに。H28.4月に採卵し、5つ採れたが全て受精せず。2回目の採卵では11個採れたうち受精は2個。1つをその周期で移植したが着床せず。残りの1つの移植を7月に予定していてその前に体質を改善したいとのことで当院へ来院。

     

     

     

    【治療経過と内容】
    まずは下腿、お腹、お尻の冷えが強く、お腹の硬さ、肩から背中の筋肉の硬さが著しかったため、筋肉の硬さを弛めること、そして冷えを改善していくことを目的として治療を進めていった。2診察に来院された時に、初診治療後から肩のコリが凄く楽になったと仰っていて、実際筋肉の硬さも少しではあるが和らいでいたことから、鍼の反応がいいことを感じた。
    そこで、引き続き筋肉の硬さを取っていく治療をすすめていった。
    その後7月に入り移植の日程が決まったことで、お腹の硬さを取るためお腹を中心とした治療を行い、移植に臨み、移植の前後も治療を挟んだ。鍼灸治療を開始して1回目の移植にて陽性。その後妊娠継続のために治療を続け、現在妊娠9ヶ月に入った。
    治療方針
    1.筋緊張を緩和させ、血流を改善していくこと
    2.上半身へ上る熱を下におろすこと、そして血流改善をすることにより、冷えの改善を図る。
    3.内臓機能を高め、お腹の硬さを改善していく。

     

     

    【同時に治療した症状】
    肩こり、頭痛

     

     

    【使用した主なツボ】
    太衝、行間、中都、三陰交、関元、子宮

     

     

    【考察】
    Nさんの場合、鍼に対する反応がとても良かったことが早期の妊娠に至ったと考える。初回の治療後から肩こりが軽減したことを自覚され、他覚的にも筋緊張の緩和が見られた。また、冷えに対しては、自宅での足湯とお灸を継続され、当院での治療も続けている中で、まずはお腹の冷えが改善されていった。足に関してはまだ改善の余地はあるが、冷えてから温まるまでの時間が短縮されたこと、初回では治療後も冷えたままだったが治療を継続しているうちに治療後には温かい状態に改善されていくようになった。

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    この記事の監修者

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    藤鬼 千子

    住吉鍼灸院総院長

    東洋鍼灸専門学校卒業後、2011年4月に住吉鍼灸院に入社し、9年間住吉鍼灸院院長として従事。
    現在は総院長として妊娠を望むすべてのご夫婦に貢献している。

    《資格》

    はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、不妊カウンセラー

    《経歴》

    東洋鍼灸専門学校 卒業
    住吉鍼灸院 院長就任
    住吉鍼灸院 総院長就任

    《所属》

    日本不妊カウンセリング学会会員

    《SNS》

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