不妊症の原因に遺伝はあるの?妊娠しやすい身体になる方法を解説!

    公開日:2024/02/09 

    更新日:2024/04/26

    こんにちは、

    東京都江東区にある不妊専門鍼灸院、住吉鍼灸院です。

    本日は不妊症の定義と原因、妊娠可能な年齢について、そして妊娠しやすい身体になる方法についてお話していきます。

    不妊症の定義とは

    「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交渉をしているにも関わらず、一定期間妊娠しない事を言います。この一定期間を「1年というのが一般的である」と産婦人科学会では定期をしています。また世界保健機関(WHO)でも2009年から不妊症を「1年以上の避妊期間を持つもの」と定義しております。さらに妊娠を考える夫婦の年齢がより高い米国の生殖医学会でも2013年に「不妊症と定義できるのは1年間の不妊期間を持つものであるが女性の年齢が35歳以上の場合には6ヶ月の不妊期間が経過した後は検査を開始することが求められる」と提唱されております。3つの共通点は妊娠を望む男女の避妊しない夫婦生活の中で「6ヶ月から1年」という期間妊娠しない場合のことを定義している点になります。

     

    不妊症の原因

    不妊症の原因は様々あると言われております。ストレスなどの精神的な部分で自律神経が乱れてホルモンバランスが崩れて妊娠しにくい事や子宮、卵巣などの生殖器の機能の低下によって起こる不妊症もあります。

    近年では男性にも原因があると言われています。

    ここからは男女別に生殖器の機能の低下で起こる不妊症の原因因子についてお話しします。

     

     

     

    女性側

    まず女性側ですが、5つの因子があります。

     

    排卵因子

    月経周期に乱れがない方は月経の約2週間前に「排卵」が起こります。排卵と共に女性ホルモンの分泌が変化して子宮内膜を厚くし着床出来る環境を整えるようになります。

    ただし月経周期が乱れている方(生理不順の方)は月経があっても排卵をしていない事があります。排卵がなければ精子が体内に存在しても妊娠することができません。排卵が起こらない原因には甲状腺などの女性ホルモンに関係する部分に影響を与える病気だけではなく、痩せすぎや太り過ぎ、男性ホルモンが高くなっている状態などが原因になると言われています。

     

    卵管因子

    卵管因子は簡単に説明すると卵管の詰まりといわれております。

    卵管は精子と卵子が出会い、受精卵が再び子宮に戻る為の道です。炎症によって卵管が詰まる事があり、卵管炎や骨盤腹膜炎の原因になるクラミジア感染症を発症した方は無症状のうちに卵管が詰まっていることがあります。また子宮内膜症の病変によっては卵管の近くで癒着が起こり卵管が詰まってしまうこともあるといわれています。

     

    頚管因子

    子宮頸管は子宮の出口を巾着のように閉めている筒のような部分です。排卵が近づくと粘液に満たされて精子を受け入れやすくしますが粘液が少ない状態だと精子が子宮内に向かいにくくなり妊娠が起きにくくなります。

     

    免疫因子

    「免疫」は普段、人間の体を細菌やウイルスから守る働きがあり、異物を除去する役割があります。そのため、女性の体にとって精子という異物が入ることで免疫の力が精子を攻撃してしまう事があります。攻撃された精子は運動性を失い卵子に出会う事が出来ず妊娠に至らないという状態になります。

     

    子宮因子

    子宮因子は主に子宮筋腫などにより子宮内膜の血流が悪かったり、手術や炎症による癒着によって受精した卵(胚)の成長を妨げて妊娠に至らないという状態になります。

     

    男性側

    女性に原因はありますがもちろん男性にも原因は存在します。近年ではほぼ半々と言われています。

    造精機能障害

    精子の数が無い事や少ない事、運動性が低いと妊娠しにくくなります。

    また主に精索動脈瘤では精巣内の温度が高くなっていることにより精子の数や運動性が低下して妊娠に至らないという状態になります。

     

    精路通過障害

    精子が通るまでの道で詰まりがあると射精が出来ても精子は排出できない為、妊娠に至ることがありません。主に過去の炎症(精巣上体炎)によって精管に詰まり起きやすいと言われています。

     

    性機能障害

    勃起障害(ED)や膣内射精障害などのことをいいます。ストレスや精神的なプレッシャーなどで起こりやすいと言われていますが糖尿病などの病気が原因で起こることもあると言われています。

     

    検査方法

    ここでは不妊の検査方法について男女別にお伝えします。

     

    女性側

    女性の検査についてお話しします。

     

    一般的な検査

    【不妊症の基礎検査】

    ・基礎体温

    ・頸管粘液検査

    ・フーナーテスト

    ・子宮卵管造影

    ・経膣超音波検査

    などがあります。

    特殊な検査

    ・腹腔鏡検査、子宮鏡検査

    ・MRI検査

    などがあります。

     

    男性側

    男性側の検査についてお話しします。

     

    精液検査

    主に精液量、精子濃度、運動率、運動の質、精子の形態、感染症の有無などをみていきます。

     

    泌尿器科的検査

    ・超音波(エコー)検査

    ・血液検査から内分泌(ホルモン)、染色体、遺伝子の状態を確認することができます。

     

    治療方法

    不妊治療にはどんな治療法があるかお話しいたします。

     

    タイミング

    卵胞の大きさや尿中のホルモンから排卵日を推定して排卵の2、3日前ごろに夫婦生活を営むようにする方法です。

    排卵日の周辺で数回通院が必要になります。

     

    人工授精(AIH)

    マスターベーションで採取した精液から良好な精子を取り出して最も妊娠の可能性が高いタイミングで子宮内に注入する方法です。

     

    体外受精(IVF)

    採卵手術により排卵直前の卵子を取り出して体外で受精を行います。

    受精が正常に起こり細胞分裂を繰り返して発育した良好な胚を体内に移植して妊娠率を高める治療法になります。

     

    顕微授精(ICSI)

    細いガラス針の先端に1個の精子を入れて卵子を顕微鏡で確認しながら直接注入する方法です。

     

    当院の施術方法

    当院では自律神経をベースにしたホルモンバランスの調整と血流改善を目的として施術をおこなっております。さらに女性の月経周期に合わせた(低温期、高温期)施術をおこなっております。

     

    妊娠された患者さんの声

    当院に来院されて妊娠された患者様の声をご紹介致します。

    「不妊治療歴が長くなると周りがどんどん妊娠していき、相談できる人もほとんどいない中で鍼灸院の先生方には色々な情報をもらう事ができ、クリニックの転院を考えている際も色々教えてもらい、転院後4ヶ月で妊娠する事が出来ました。」

    「前のクリニックで2回採卵しましたが胚盤胞までいかなかった為、卵子の質を良くする為にサプリをすすめてもらい、4ヶ月ほど飲んでいたところ、転院先での3回目の採卵で効果が出たのか初めて胚盤胞までいき、そのまま妊娠となりました。」

     

    来院頂いた患者様から沢山のお声を頂いております。

     

    不妊症の定義と原因のまとめ

    妊娠を望む男女の避妊しない夫婦生活の中で「6ヶ月から1年」妊娠しない場合のこといいます。

    原因は精神的なストレスや生殖器官の機能低下などがあります。

    不妊治療は鍼灸とクリニックと併用する事で早いタイミングでの妊娠につながるように感じます。

    今が1番人生の中で若い状態です。

    最後まで諦めずに一緒に妊娠しやすいお身体を目指していきませんか?

     

    最後までお読み頂きありがとうございました。

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    【監修】

    住吉鍼灸院 院長 藤鬼 千子

    鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

    2011年国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得。
    2011年住吉鍼灸院入社。
    2017年不妊カウンセリング学会認定、不妊カウンセラー。

    施術歴13年

     

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    この記事の監修者

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    藤鬼 千子

    住吉鍼灸院総院長

    東洋鍼灸専門学校卒業後、2011年4月に住吉鍼灸院に入社し、9年間住吉鍼灸院院長として従事。
    現在は総院長として妊娠を望むすべてのご夫婦に貢献している。

    《資格》

    はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、不妊カウンセラー

    《経歴》

    東洋鍼灸専門学校 卒業
    住吉鍼灸院 院長就任
    住吉鍼灸院 総院長就任

    《所属》

    日本不妊カウンセリング学会会員

    《SNS》

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