習慣は第二の天性なり

2022/06/22

呼吸と姿勢で不調のほとんどは良くなる。

 

 

 

【呼吸をコントロールすることで体と心が整う】

 

 

 

これは人間が古くから取り入れてきた多くの健康法に共通する概念です。

古くは紀元前1000年頃に発生した気功の調息
4〜5000年前から続くヨガのプラナヤマ
お釈迦様の呼吸法「アナパーナ•サチ」禅の丹田呼吸法、最近話題のマインドフルネスの調息などなど。

 

 

これらはいつでもどこでも気軽に出来る健康法として広く実践されてきました。

 

 

近年では脳科学や生理学、解剖学の観点からの研究も進み次々とその効果が実証されています。

 

 

呼吸法はもはや信仰の延長でも伝承でもなく科学的根拠に基づく健康法として確立されつつあると言えるでしょう。

 

 

 

呼吸法は健康法としてだけでなく

武道や格闘技やマラソンなどのスポーツや発声法さらには出産の際にも用いられており

1度コツを身に付ければ日常生活から特別なシーンまで幅広く活用することが可能な点にもますます注目が集まっています。

 

 

 

確かに呼吸法には様々な流派があり特徴が少しずつ違います。
とはいえ、呼吸を整えることでどのようなメリットがあるかについては、共通点も多いのでエビデンスがある代表的なものを挙げてみたいと思います。

⬜️体への酸素取り込み促進
⬜️肺機能の向上
⬜️自律神経の安定化
⬜️代謝アップと血流改善
⬜️血圧の安定化
⬜️ダイエット効果アップ
⬜️ホルモンや酵素に働きかけ内分泌腺が活性化
⬜️肩こり腰痛やひざ痛の解消
⬜️運動能力の増強
⬜️脳のパフォーマンス向上
⬜️集中力アップ
⬜️ストレス解消
⬜️リラックス効果

などなど…。
まだまだメリットはたくさんあると思いますが、いいことづくめであることは間違いないようですね。

 

 

 

 

【肺を牛耳る二大呼吸筋】をご存じでしょうか?

・横隔膜
・肋間筋
この2つが代表して肺の動きを協力し合い支え合いコントロールする役割を担っています。

 

 

肺は自分で動くことが出来ません!!

 

『え?1日に2万回以上息を吸ったり吐いたりしているのに自分で動けないわけ?』
と思われたでしょうか。ハイ、そうです。

肺には筋肉がないので自分で動くことができず近くにある筋肉に動かしてもらっています。

 

 

 

呼吸のシステムについて見ていきましょう。
息を吸うときの主力選手は【横隔膜】
息を吐くときは【横隔膜が収縮をやめ肋間筋が胸郭を狭める】

ことによって肺は自然に縮んで息が吐きだされます。

 

この2つの筋肉の面白いところは内臓に接する場所にあるのに腕や足の筋肉と同じように意思の力で動かすことができるという点です。

 

もちろん呼吸中枢の指令を受けて自動で動いてくれる部分がほとんどなので眠っていても意識が無くても呼吸が止まることはありません。

でも、せっかく自分で動かせることができるなら、それを利用しない手はないですよね?

 

 

呼吸をコントロールすること

それは呼吸筋の動きをコントロールするという事なのです。

 

 

 

主役が横隔膜の『腹式呼吸』
主役が肋間筋の『胸式呼吸』

 

一見対立しているようにも見えますよね?

しかし、普段私たちはどちらかの方法でしか呼吸ができないわけではなく
意識して呼吸のしかたを変えない限り両方の呼吸を行っています。

 

 

決して【腹式呼吸が良い呼吸・胸式呼吸が悪い呼吸】ではないのです!

 

生きていく上でどちらの呼吸法も必要不可欠なのです!

 

 

ここで1つおススメするのは【横隔膜呼吸】です。
たいそうな感じに聞こえますが・・

『吸うときは胸とお腹が膨らんで、吐くときに胸とお腹がへこむ』

という普通の呼吸です。

横隔膜を十分に使った呼吸をすることで
関連する呼吸筋を動かし体幹を安定させ血流を良くして

不調を改善するのがこの横隔膜呼吸の目的です。

習慣づけると口と肺で行う浅い呼吸(頻呼吸)が減ってきます。

 

 

様々な情報に触れ、まずは出来ることからトライしてみましょう!!

 

 

 

 

 

それでは本日はこの辺にて。
最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

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