「子宮内膜症と不妊②子宮内膜症ってどんな病気?」

2023/02/08

皆さん、こんにちは!
江東区毛利にある、不妊専門鍼灸院、住吉鍼灸院です。

本日も前回に引き続き子宮内膜症についてお話ししていきますね。

前回お伝えしたように、
現代女性20〜30代の10%つまり10人に一人
生理痛を訴える方の25%(4人に1人)
不妊の方の50%、(2人に1人)
に見られる、そんな子宮内膜症。。。

原因は未だに明らかにはなっていません。


しかし一ついえることは、昔と比べて
現代の女性の生理が増えているということです。。

どういうことかというと、

例えば昭和初期の家庭なら
一家に5〜10人の子供がいるケースが多かったんです。
もしも10人産んだとしたら、
最低でも10年は生理がこないことになりますね。
そこから授乳期間なども合わせれば
更に長い期間になるでしょう。

生涯に起こる生理の数は昔と比べると
今は10倍も多いと言われているんです。


子宮内膜症とは
子宮内膜の組織が
子宮以外の場所にできる病気です。

生理周期に合わせて
エストロゲンの影響を受けて
子宮内膜以外の場所で
子宮内膜組織の増殖や
出血、炎症が繰り返されます。

生理の度に炎症を繰り返し
内臓が癒着して、痛みはもちろん、
症状が悪化していくのです。

子宮内膜症はエストロゲンの影響を受ける病気のため
生理の回数が多ければ多いほど悪化していくといえます。

という事は、もしも生理トラブルがあるならば
まずはそこから整えていく事が大切ですね。

また子宮内膜症の方の体質で多いのは
冷え性であったり、生理が重かったり
不規則な生活でホルモンバランスが乱れている
といった症状が多く見られます。


前回お伝えしたように東洋医学では気、血、水
が身体を構成する要素だと考えられています。
この3つがバランスを保つことで健康が維持されます。

子宮内膜症では特に血の巡りが悪くなり滞ることで
身体を温めることができず常に冷たい状態になったり
それが蓄積すると瘀血(おけつ)となり生理痛の原因になります。

またこのように血液の巡りが悪い方は水分も不足していることが多いです。
東洋医学では気、血、水の3つがバランスを取れる状態にしていくことで
身体を治療していきますので、一番簡単な方法としては、まずはお水を摂ることです。

水分を取ること、そして適度に汗をかいたり、きちんと排泄ができるようになると
滞った血の状態もだんだんと巡るようになります。

更に鍼治療では気血水に作用するツボを用いて
血流を促し、冷えを取り除き
子宮内膜症のような瘀血の症状を改善していきます。
そうする事で自律神経やホルモンのバランスを整え
内膜の状態を安定させるなど、女性特有の症状に効果を発揮します。

もしも現在なにか不調を抱えていたり、
お身体で気になっていることがあれば
ぜひ鍼灸治療をご活用いただければ幸いです。

本日も最後までお読み頂きありがとうございます!
ではでは、本日はこの辺で^^

 

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