【鍼灸症例】不妊症 多嚢胞性卵巣症候群 冷え性 改善実績(30代 女性)

2018/09/19

症例報告29

 

 

【患者像】
30代 女性 パート専務

 

 

【来院】
2017.8

 

 

【症状と来院理由】
主訴不妊症
結婚2年目。クリニックに通い始めて3ヶ月、人工授精を2度行なったところで体質改善のために鍼灸に来院されました。フーナーテスト不良。月経不順で25〜37日周期。ホルモンの値から多嚢胞性卵巣症候群。来院された真夏でも足元はいつも冷えていてお体全体の血液循環が悪い状態でした。

 

 

【治療経過と内容】
治療方針多嚢胞性卵巣症候群と診断されていましたが、基礎体温が2層になっていることから若干排卵しづらい状況でした。そのため腹部の血液循環を促し、卵巣周りを柔らかくすることで排卵しやすい状態を目指しました。またお体全体が常に冷えている状態でしたので、自律神経の調整を行ないリラックスできるように施術を行ないました。

治療経過鍼灸を始めてから約4ヶ月目頃から特に足元の冷えが改善されてきました。寒い季節に入っても足元がいつも温かい状態に変化しました。また便秘も改善され、瘀血改善の傾向が見られました。鍼灸を始めて6ヶ月経ち、冷えの改善がされてきたところで、体外受精へステップアップされました。そして1回目の移植で見事妊娠に至りました。

 

 

【同時に治療した症状】
歪みを気にされており、骨盤周りの柔軟性が低かったため、骨盤の調整も同時に行ないました。

 

 

【使用した主なツボ】
三陰交、大衝、大巨、百会
とにかくお体の冷えが強かったため、冷えのツボを押さえました。

 

 

【考察・まとめ】
妊活を計画的に考え、そのときに必要なことをコツコツを行なわれた結果計画通りに妊娠に至ることができました。クリニックで検査をし、検査結果をもとに体質改善として鍼灸を週に1度休みなく毎週継続され、体質が改善されたと感じたときに体外受精にトライされました。体質改善を何もしなければここまで順調にいかなかったのではないかと思います。毎週の鍼灸と合わせて日々の自宅灸と酵素を併用されたことも体質改善のサポートになったと考えています。