断食と妊娠3

2020/09/02

こんにちは。
住吉鍼灸院です。

 

今回は断食のメカニズムをお伝えします!

 

 

「成長ホルモンの分泌が起こる」

胃と小腸がスカスカになることで小腸からモチリン、胃からグレリンという物質が

出ます。その結果、食欲を司る脳の視床下部に働いて、食欲が増進します。
子供たちが成長するには欠かせないホルモンですが、大人にも必要なのです!

成長ホルモンの働きとして以下のものがあります。
*骨や筋肉の代謝
*皮膚粘膜の入れ替わり
*糖、脂質、たんぱく質の代謝
*精神状態の安定
*生殖機能を正常に保つ
成長ホルモンが分泌されることで身体を作っていくわけですが、妊活において重要な生殖機能を正常に保つことであったり、精神状態の安定を担うのです。

 

「サーチュイン遺伝子、オートファジー活性」

サーチュイン遺伝子は断食開始後12時間で発動し、長寿遺伝子または長生き遺伝子、
抗老化遺伝子とも呼ばれ、その活性化により生物の寿命が延びるとされています。

 

この遺伝子が活性化することで、細胞内でエネルギー源となるミトコンドリアが増えます。それにより、細胞内の異常なたんぱく質や古くなったミトコンドリアが除去されてオートファジーが活性化します。
つまり、細胞が新しくなるのです!このオートファジーは自食作用という意味があり、断食開始後24時間で活性化するといわれています。

 

「脂肪細胞の燃焼」

3日目には脂肪細胞の燃焼がおこり、アディポネクチンが分泌され、血管の大掃除が行われます。
また脂肪細胞が燃焼すると、脂肪毒の排泄ケトン体体質になるといったことがおこります。
ケトン体体質になると筋肉や脂肪細胞からエネルギーを利用するので脂肪細胞が減ると

言われています。
他にも、活性酸素の除去、細胞の修復、シミやシワの防止、動脈硬化や糖尿病の予防、さらには認知症、難聴などの予防などにも効果があるとされます。

 

いかがでしたでしょうか。
ちょっと興味湧いてきましたか?

 

次回は断食の方法や、回復食についてお伝えします。
最後までお読みいただきありがとうございました。