東洋医学から見た夏バテ

2019/07/24

こんにちは

住吉鍼灸院です。


今年は梅雨が長いですね・・・


そんな梅雨もそろそろ明ける気配がしてきました!

先週の日曜日、今年初の蝉の声を聴いて、そろそろ夏本番だなと思ったところです

梅雨が明けると一気に暑くなるようですので、熱中症にはお気を付けくださいね。



ということで、今回は東洋医学的に診た夏バテ対策についてです!!



東洋医学の観点からも、暑さは身体に害を及ばします。

夏バテの原因ともいわれる

「暑邪」です。

暑邪は高温多湿の夏のみに見られ、湿邪のような内側からの暑はないと言われています。

つまり、外の気温が高すぎて熱中症になってしまいそう・・・

というときに注意したいのが、暑邪の侵入なのです!


暑邪は主に「心」に影響を及ぼします。
(西洋医学の心臓ともココロとも違った東洋医学の考えで、血の循環と感情を司ります。)



炎天下にいて

動悸やめまいがしたら、


それは心へのダメージです。

水分が奪われ、

だるさ、倦怠感、頭が働かずぼーっとする、イライラ、不眠

などの症状がおこります

そして

体内の熱を逃そうと、身体はたくさんのエネルギーを使います。

さらに、湿邪を伴いやすいため、食欲の低下も起こりやすくなります。



そんな暑い夏を乗りきるために、

東洋医学の視点から見た

おススメ
食材と味の話をします。




暑すぎる夏を乗り越えるために、

東洋医学の視点から

おすすめの食事についてお話していきます。



まず1つ目は

「苦味」

苦味には

体内の余分な熱を冷ます働きがあります。

暑さでぼーっとする、のぼせるような方におすすめです。

また、「心」を補う役割も苦味にはあります。

(例:苦瓜や緑茶、ピーマンなど)




2つ目は

「酸味」


酸味には、
汗や尿などの体液の過剰な流出を抑え、

収斂させる働きがあります。

汗が出すぎてしまうかた、

下痢気味の方にもおすすめです。

(例:レモン、酢、梅干しなど)




そして3つめは

「季節の野菜」


つまり夏野菜です。

土の中でなく、

上に伸びて実がなる夏野菜は

身体を冷やす作用のあるものが多いです。

たとえば、キュウリ、トマト、ナス、すいかなどはその代表です。


これらは、
暑邪にたいしては有効ですが
身体を冷やしてしまうため、摂りすぎは禁物です。



(逆に冬の野菜は土の中に根を伸ばす、根菜が多いですね。ショウガやねぎ、ニンニクなどはからだを温めます。)




この食材たちを活用して、長い夏を乗り越える工夫をしてみませんか?



最後までお読みいただきありがとうございました★
7月24日 12:07